授業詳細情報
開設年度 2016 年度
科目コード T1M1000
授業コード T1M100001
授業科目名 無機化学I
同上英語名 Inorganic Chemistry I
単位数 2.0 単位
開講学科 工学部共生応用化学科Aコース (T1M)
開放区分  
担当教員 岩舘 泰彦
開講時限・
講義室等
1年後期木曜2限 
工 5号棟 105教室
科目区分
詳細表
2016年入学生:
専門必修F10(T1M:共生応用化学科, T1M1:共生応用化学科生体関連コース, T1M2:共生応用化学科応用化学コース, T1M3:共生応用化学科環境調和コース)
シラバス
[授業の方法]
講義
[受入人数]
60名程度
[受講対象]
科目等履修生 履修可;共生応用化学科学生は必修(学生証番号が偶数の学生用)。
[授業概要]
無機化学の序論としての水素原子の構造論から化学結合にまで及ぶ無機化学の基本的事項とそれらの基礎概念について述べ,その後,酸塩基や化合物に関する各論について講義する。
[目的・目標]
基礎化学Aで習得した知識をもとに、物質を構成する原子の構造や原子核の安定性などを理解した後,元素の周期性,原子とイオンの大きさおよび化学結合に対する理解を深める。これを基礎として元素の一般的性質を学び,さらにsブロック元素のそれぞれの性質,この元素群からなる化合物に関する知識を広げるとともに,それらを体系的に理解するための基本的な考え方を学ぶ。
[授業計画・授業内容]
教科書に従い講義を進め、必要に応じてOA機器を利用してわかりやすい説明に努め、単元テストと期末試験を課すことにより理解度を把握しその向上を図りつつ、学習成果を評価する。授業外学習としては,ポートフォリオ等を利用し授業を振り返ることを求め,配布資料の予習・復習を課す。
  1. 序論,周期表
  2. 水素の原子スペクトル
  3. ボーアの原子構造論
  4. 軌道のエネルギー準位
  5. 波動方程式と軌道の形
  6. パウリの排他律とフント則
  7. アルカリ金属,アルカリ土類金属
  8. 化学結合様式概論
  9. イオン結合(イオン化ポテンシャル,電子親和力,イオン半径,イオン間ポテンシャル)
  10. 共有結合(分子形状,混成軌道,電気陰性度,双極子モーメント,分子軌道法,共鳴)
  11. 金属結合
  12. 水素結合
  13. 配位結合(錯イオンと錯体,キレート化合物)
  14. 酸塩基の概念
  15. 酸化物,過酸化物,超過酸化物,水素化物
  16. まとめ・期末試験
[キーワード]
水素原子,ボーアの原子構造論,軌道,エネルギー準位,波動方程式,パウリの排他律,フント則,原子核,元素の周期性,原子とイオンの大きさ,化学結合様式,酸塩基
[教科書・参考書]
教科書:基礎無機化学(佐々木義典他 著)朝倉書店,参考書:基礎無機化学(J.D.Lee 著,浜口博 訳)東京化学同人;無機化学(D.F.Shriver, P.W.Atkins 著,玉虫怜太他 訳)東京化学同人。
[評価方法・基準]
単元テスト(40%)・期末テスト(40%)をもとに,リポート点(20%)を加味して総合的に評価する。試験時に不正行為があった場合は、単位取得を認めず、学則に基づき厳重に処分する。レポートの提出期限は、期末テスト実施1週間前とする。
[関連科目]
基礎化学A
[履修要件]
基礎化学Aを履修済みであること。
[備考]
・共生応用化学科必修科目。 ・オフィスアワー:後期・月曜日・17:40- (要 メイル予約),  場所:工学部1号棟217室
関連URL  
備考 

, Last modified: Wednesday, 23-Mar-2016 23:41:38 JST, syll Ver 2.80(2016-02-13) by Yas