授業詳細情報
開設年度 2016 年度
科目コード T1M1000
授業コード T1M100002
授業科目名 無機化学I
同上英語名 Inorganic Chemistry I
単位数 2.0 単位
開講学科 工学部共生応用化学科Aコース (T1M)
開放区分  
担当教員 一國 伸之
開講時限・
講義室等
1年後期木曜2限 
工 5号棟 104教室
科目区分
詳細表
2016年入学生:
専門必修F10(T1M:共生応用化学科, T1M1:共生応用化学科生体関連コース, T1M2:共生応用化学科応用化学コース, T1M3:共生応用化学科環境調和コース)
シラバス
[授業の方法]
講義
[受入人数]
[受講対象]
科目等履修生 履修可;共生応用化学科学生は必修(学生証番号が奇数の学生用)
[授業概要]
無機化学の序論としての水素原子の構造論から化学結合にまで及ぶ無機化学の基本的事項とそれらの基礎概念について述べ,その後,酸塩基や化合物に関する各論について講義する。適宜,小テストを実施し理解を深める。
[目的・目標]
基礎化学Aで習得した知識をもとに、物質を構成する原子の構造や原子核の安定性などを理解した後,元素の周期性,原子とイオンの大きさおよび化学結合に対する理解を深める。これを基礎として元素の一般的性質を学び,さらにsブロック元素のそれぞれの性質,この元素群からなる化合物に関する知識を広げるとともに,それらを体系的に理解するための基本的な考え方を学ぶ。 達成目標:(1)原子や原子核の構造について記述できる。(2)元素の周期性について説明できる。(3)化学結合に関して体系的な説明ができる。
[授業計画・授業内容]
講義の各回で小テスト等を実施し,理解度を把握し学習状況を評価する。次回講義で理解不足の項目,発展内容などを指摘するので,復習して理解度の向上に取り組むことを求める。中間試験と期末試験により総合的な学習成果を評価する。
  1. 序論,水素の原子スペクトル,ボーアの原子構造論:教科書第1章について予め読んでおくこと
  2. 軌道のエネルギー準位:単位系について予め理解しておくこと
  3. 波動方程式と軌道の形:講義中に指示された内容について復習すること
  4. パウリの排他原理とフントの規則,元素の周期律:周期表について概要を予習しておくこと
  5. 化学結合様式(結合の種類):教科書6.1について予め読んでおくこと
  6. 化学結合様式(イオン結合1):第5回内容について指摘された項目を復習すること
  7. 化学結合様式(イオン結合2,共有結合1):第6回内容について指摘された項目を復習すること
  8. 化学結合様式(共有結合2):第7回内容について指摘された項目を復習すること
  9. 酸塩基の概念:pHの概念について理解しておくこと
  10. アルカリ金属:第9回内容について指摘された項目を復習すること
  11. 酸化物:第10回内容について指摘された項目を復習すること
  12. 過酸化物と超酸化物:第11回内容について指摘された項目を復習すること
  13. 水素化物:第12回内容について指摘された項目を復習すること
  14. アルカリ土類金属:第13回内容について指摘された項目を復習すること
  15. 期末試験
  16. 総合解説:第15回終了時に指示された項目について学習しておくこと
[キーワード]
水素原子,ボーアの原子構造論,軌道,エネルギー準位,波動方程式,パウリの排他原理,フントの規則,原子核,元素の周期性,原子とイオンの大きさ,化学結合様式,酸塩基
[教科書・参考書]
教科書:基礎無機化学(佐々木義典他 著)朝倉書店,参考書:基礎無機化学(J.D.Lee 著,浜口博 訳)東京化学同人;無機化学(D.F.Shriver, P.W.Atkins 著,田中勝久・平尾一之・北川進 訳)東京化学同人。
[評価方法・基準]
中間試験(30%),期末試験(60%),小テスト・レポート(10%)。中間試験未受験者は原則として期末試験を受験できない。
[関連科目]
基礎化学A
[履修要件]
基礎化学Aを履修済みであること。
[備考]
・共生応用化学科必修科目。
関連URL  
備考 [T1M100001]からコピー。

, Last modified: Wednesday, 23-Mar-2016 23:41:38 JST, syll Ver 2.80(2016-02-13) by Yas