授業詳細情報
開設年度 2016 年度
科目コード T1M1020
授業コード T1M102001
授業科目名 物理化学I
同上英語名 Physical Chemistry I
単位数 2.0 単位
開講学科 工学部共生応用化学科Aコース (T1M)
開放区分  
担当教員 一國 伸之
開講時限・
講義室等
2年前期金曜1限 
工 5号棟 204教室
科目区分
詳細表
2015年入学生:
専門必修F10(T1M:共生応用化学科, T1M1:共生応用化学科生体関連コース, T1M2:共生応用化学科応用化学コース, T1M3:共生応用化学科環境調和コース)
シラバス
[授業の方法]
講義
[受入人数]
[受講対象]
科目等履修生 履修可;共生応用化学科学生は必修
[授業概要]
物理化学における基本的な理論の考え方に重点を置いて講義する。特に,マクロな物理化学としての化学平衡論および熱力学を中心に解説する。適宜小問題により理解度を確認する。
[目的・目標]
熱力学第一法則と第二法則を結合し内部エネルギー,Gibbs関数,実在気体,化学ポテンシャルなどがいかに記述されるかを学ぶ。 達成目標:(1)化学平衡に対し,圧力,温度がどのような影響を与えるかを理解する。(2)混合物の物理的変態などの状態変化と熱力学関数の関係について理解する。
[授業計画・授業内容]
講義の各回で小テスト等を実施し,理解度を把握し学習状況を評価する。次回講義で理解不足の項目,発展内容などを指摘するので,復習して理解度の向上に取り組むことを求める。中間試験と期末試験を課すことにより総合的な学習成果を評価する。
  1. 序論,実在気体:物理量とSI単位系について予め理解しておくこと
  2. 熱力学第二法則:熱力学第一法則について予め理解しておくこと
  3. 熱力学第一法則と第二法則の結合:第2回内容について指摘された項目を復習すること
  4. Gibbs関数とHelmholtz関数:講義中に指示された発展内容について復習すること
  5. Gibbsエネルギーの性質:講義中に指示された発展内容について復習すること
  6. 化学ポテンシャルとフガシティー:講義中に指示された発展内容について復習すること
  7. 相平衡(1):第6回内容について指摘された項目について復習すること
  8. 相平衡(2):第7回内容について指摘された項目について復習すること
  9. Gibbsの相律:講義中に指示された発展内容について復習すること
  10. 溶液と部分モル量:講義中に指示された発展内容について復習すること
  11. 混合の熱力学(1:気体との比較):第10回内容について指摘された項目について復習すること
  12. 混合の熱力学(2:ラウールの法則とヘンリーの法則):第11回内容について指摘された項目について復習すること
  13. 理想溶液と実在溶液:第12回内容について指摘された項目について復習すること
  14. 束一的性質:第13回内容について指摘された項目について復習すること
  15. 期末試験
  16. 総合解説:第15回終了時に指示された項目について学習しておくこと
[キーワード]
エンタルピー,エントロピー,ギブズエネルギー,化学平衡,相平衡
[教科書・参考書]
教科書:「アトキンス物理化学(上)(第8版)」, 参考書:「Raymond Chang 化学・生命科学系のための物理化学」
[評価方法・基準]
中間試験(30%),期末試験(60%),小テスト・レポート(10%)。中間試験未受験者は原則として期末試験を受験できない。
[関連科目]
物理学DI熱統計力学入門,物理学演習DI熱統計力学演習
[履修要件]
基礎化学A,物理学DI熱統計力学入門を履修済みであること
[備考]
関連URL  
備考 [T1M102002]からコピー。

, Last modified: Monday, 22-Feb-2016 11:41:41 JST, syll Ver 2.80(2016-02-13) by Yas