開設年度 | 2016 年度 |
科目コード | T1M1160 |
授業コード | T1M116001 |
授業科目名 | 生化学I |
同上英語名 | Biochemistry I |
単位数 | 2.0 単位 |
開講学科 | 工学部共生応用化学科Aコース (T1M) |
開放区分 | |
担当教員 | 梅野 太輔 |
開講時限・ 講義室等 | 2年後期火曜2限 工 2号棟 102教室 |
科目区分 (詳細表) |
- 2015年入学生:
- 専門必修F10(T1M1:共生応用化学科生体関連コース),専門選択必修F20(T1M2:共生応用化学科応用化学コース, T1M3:共生応用化学科環境調和コース)
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シラバス | - [授業の方法]
- 講義
- [受入人数]
- 75
- [受講対象]
- 自学部他学科生 履修可;生体分子の化学,生物学入門を履修済であることが望ましい(本講義は,この2講義の講義内容の理解を前提として行う)
受講人数を75に制限する:指定席制をとる
- [授業概要]
- 細胞を成り立たせる基本化学原理を学ぶ。本講義は4部からなる:(1)生物と細胞の組成やなりたち,(2)核酸の構造と物性,そして研究法,(3)タンパク質のかたちと機能,(4)生化学反応の担い手酵素の性質と機能,研究法、(5)さいごに,これら全てがどのように秩序だって分子社会を創っているか。
- [目的・目標]
- (一般目標)生命現象を支えるタンパク質と核酸の構造や物性を理解し,それらについて,化学者の表現をもって説明できるようになる。
(達成目標)
(1)DNAの構造と物性について,物理化学,有機化学の観点から説明できる
(2)タンパク質の構造をきめる相互作用について説明できる。
(3)酵素がいかにして高度な触媒作用を発現するか,その性能や機能の評価法を説明できる。
(4)DNAやタンパク質などが,細胞という夾雑世界で協調,共働しているかを説明できる。
- [授業計画・授業内容]
- 15回の講義を行う(期末テストを含めて合計16回)。
基本は板書形式であるが,これにパワーポイントやプリントを付加的に用いる。板書はあくまでも板書であり,積極的に口実筆記も求めてゆく(学生諸君の主体性と体系化能力を鍛えるのに極めて有効である)。黒板を写しただけでは,あとで見返しても理解困難となる(予備校とはここが違います)。
最初の12回において,それぞれ予復習のレポートを11回。うち10以上の提出を前提とし,期末テスト受験の許可を与える。最後の4回の講義は,より高度な学習内容,新概念についての任意なレポートの執筆を求めてゆく。課外時間もじっくり使い,生物という魅力的な対象の化学的本質に触れてほしい。また,コンピュータを用いたタンパク質構造の演習も課題に入ります。
- 10/06:細胞化学1
- 10/13:細胞化学1(準備学習;前回の復習を行っておくこと。)
- 10/20:核酸1(準備学習;前回の復習を行っておくこと。)
- 10/27:核酸2(自習になる?)
- 11/10:核酸3(準備学習;前回の復習を行っておくこと。)
- 11/17:タンパク質1(準備学習;前回の復習を行っておくこと。)
- 12/24:タンパク質2(準備学習;前回の復習を行っておくこと。)
- 12/01:タンパク質3(準備学習;前回の復習を行っておくこと。)
- 12/08:テスト1(準備学習;しっかりテスト勉強を。)
- 12/15:タンパク質4(準備学習;前回の復習を行っておくこと。)
- 12/22:タンパク質5(準備学習;前回の復習を行っておくこと。)
- 01/08:酵素1(準備学習;前回の復習を行っておくこと。)
- 01/22:酵素2(準備学習;前回の復習を行っておくこと。)
- 01/29:核酸3(準備学習;前回の復習を行っておくこと。)
- 02/05:酵素4(準備学習;しっかりテスト勉強を。)
- 02/09:テスト2
- [キーワード]
- DNAと遺伝子,タンパク質,酵素化学、酵素反応、セントラルドグマ、合成生物学
- [教科書・参考書]
- 特になし
(一昨年は基礎からわかる生物化学(森北出版)杉森大助ら共著 ISBN798-4-627-24571-6 をすすめてました)
- [評価方法・基準]
- 10回以上の出席(毎回ミニレポート提出)を前提し,期末テストを行う。評点は,授業毎に回収するレポート(15点:ただしテスト受験の前提項目とする),期末テスト(60点:年末に行う),課題レポート(随時提出を求める:25点)の合計点数で評価する。課題レポートは3回。特に理解度の高い学生を意識し,科学者に求められる2つの基本資質,オリジナリティと記述の論理性/正確さに拠って採点する。
- [関連科目]
- 生体分子の化学(3セメ)、生物学入門(3セメ)
生化学2(5セメ)、分子生物学入門(6セメ)
- [履修要件]
- 「生体分子の化学」を履修済であること。また,「生物学入門」を履修していることが望ましい。
- [備考]
- 生体関連コースの学生は必修!
オフィスアワーは木曜,土曜の午後(1300-1700:必ずアポイントをとること:工学部1号棟313号室)です。
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関連URL |
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備考 | |