開設年度 | 2016 年度 |
科目コード | T1M1170 |
授業コード | T1M117001 |
授業科目名 | 化学工学基礎 |
同上英語名 | Fundamentals in Chemical Engineering |
単位数 | 2.0 単位 |
開講学科 | 工学部共生応用化学科Aコース (T1M) |
開放区分 | 学部開放科目、放送大学開放科目、千葉圏域開放科目 |
担当教員 | 佐藤 智司 |
開講時限・ 講義室等 | 2年後期木曜2限 工 5号棟 204教室 |
科目区分 (詳細表) |
- 2015年入学生:
- 専門必修F10(T1M2:共生応用化学科応用化学コース),専門選択必修F20(T1M1:共生応用化学科生体関連コース, T1M3:共生応用化学科環境調和コース)
|
シラバス | - [授業の方法]
- 講義
- [受入人数]
- 110
- [受講対象]
- 自学部他学科生 履修可,他学部生 履修可,科目等履修生 履修可
- [授業概要]
- 本講義では、物質収支・エネルギー収支、流動と流体輸送、伝熱および熱交 換装置、蒸留についての化学工学の基礎事項について解説し、演習を行う。
- [目的・目標]
- 多量の化学原料を効率よく処理するためには、化学反応(化学結合の組換え) に関する知識だけではなく物質移動・熱移動に関する基礎的知識も必要である。 流動と流体輸送、伝熱および熱交換装置、蒸留と精留塔などの 化学工学の基礎事項についての理解を深める。達成目標として、1)物質収支、2)レイノルズ数、3)圧力損失、4)熱交換器について最低限正しく理解する。
- [授業計画・授業内容]
- 指定教科書の単元別に4つの項目について理解させる。第1章 化学工学の基礎である「単位と次元」 「実在気体の P-V-T 関係」 「物質およびエネルギーの収支計算」 第2章 流動と流体輸送に関しては、「流量、流速、流動状態」 「 流動に関するエネルギー収支」「流体輸送のための所要動力」「流量・流速の測定法」 第3章 伝熱および熱交換装置に関しては、「熱伝導」「対流伝熱」「熱交換器の熱的設計」「熱交換器の性能試験」 第4章 蒸留と精留塔については、「気−液平衡関係」「単蒸留、水蒸気蒸留」「減圧蒸留」を理解させる。
- 第1章 化学工学の基礎: 単位と次元 ◆必要な準備学習:指定教科書を準備し、教科書第1章のpp1-3を予習する
- 実在気体の P-V-T 関係 ◆必要な準備学習:第1回の授業で指示する範囲を復習する
- 物質およびエネルギーの収支計算 ◆必要な準備学習:第2回の授業で指示する演習問題を解答する
- 物質およびエネルギーの移動現象 ◆必要な準備学習:第3回の授業で指示する範囲を復習する
- 第2章 流動と流体輸送: 流量、流速、流動状態、第1回小テスト ◆必要な準備学習:第1-4回の授業範囲を復習する
- 流動に関するエネルギー収支 ◆必要な準備学習:第5回の授業で指示する範囲を復習する
- 流体輸送のための所要動力 ◆必要な準備学習:第6回の授業で指示する演習問題を解答する
- 流量・流速の測定法 ◆必要な準備学習:第7回の授業で指示する演習問題を解答する
- 第3章伝熱および熱交換装置: 熱伝導、第2回小テスト ◆必要な準備学習:第5-8回の授業範囲を復習する
- 対流伝熱 ◆必要な準備学習:◆必要な準備学習:第9回の授業で指示する範囲を復習する
- 熱交換器の熱的設計 第10回の授業で指示する演習問題を解答する
- 熱交換器の性能試験 :◆必要な準備学習:第11回の授業で指示する範囲を復習する
- 第4章 蒸留と精留塔: 気−液平衡関係、第2回小テスト ◆必要な準備学習:第9-12回の授業範囲を復習する
- 単蒸留、水蒸気蒸留、減圧蒸留算 第13回の授業で指示する演習問題を解答する
- 理解度確認と補足説明 ◆必要な準備学習:指定教科書第1−4章の授業範囲を復習する
- [キーワード]
- 物質収支、エネルギー収支、流動、流体輸送、圧力損失、伝熱、断熱、熱交換器、蒸留
- [教科書・参考書]
- 「化学工学の基礎」応用化学シリーズ4(朝倉書店)
- [評価方法・基準]
- 授業外学習として、指定された演習問題をレポート提出することを要求する。小テスト3回(20%),期末試験(80%)で評価する。小テストおよび期末試験は100点満点で,60点が本科目の目的・目標に掲げられている達成度に相当するような内容および難易度で出題する。単位を取得するためには、小テストと期末試験のすべてを受験し、総合した平均点が60点以上であることが必要である。
- [関連科目]
-
- [履修要件]
- 演習・レポートを多く取り入れるので、4/5以上の出席を必要条件とする
- [備考]
-
|
関連URL |
|
備考 | オフィスアワー:可能な限り、平日午後16:10〜17:40 |