授業詳細情報
開設年度 2016 年度
科目コード T1M1180
授業コード T1M118001
授業科目名 グリーンケミストリー
同上英語名 Green Chemistry
単位数 2.0 単位
開講学科 工学部共生応用化学科Aコース (T1M)
開放区分  
担当教員 佐藤 智司, 三野 孝, 松本 祥治, (大来 雄二), (栢野 明生), (高橋 正史)
開講時限・
講義室等
3年後期月曜3限 
工 5号棟 204教室
科目区分
詳細表
2014年入学生:
専門選択必修F20(T1M:共生応用化学科, T1M1:共生応用化学科生体関連コース, T1M2:共生応用化学科応用化学コース, T1M3:共生応用化学科環境調和コース),専門選択科目F36(T1T:画像科学科)
シラバス
[授業の方法]
講義
[受入人数]
110
[受講対象]
自学部他学科生 履修可
[授業概要]
21世紀の化学を貫くキーコンセプト「環境汚染物質を作り出さない化学合成=グリーンケミストリー」について、その必然性・哲学・着眼点・具体例を講述する。この講義は化学物質を扱う学科の倫理教育に位置づけられている。
[目的・目標]
目的:化学関連技術が社会に対して責任を持たなければならない安全に関する知識を習得するとともに、環境負荷を低減するためのグリーンケミストリーの概念を理解し論述できるようになる。 達成目標: 第1〜9回目の講義によって、物質合成の観点からグリーンケミストリーについて議論できるようになる。グリーンケミストリーの観点から化学製品に要求される事項について議論できるようになる。環境問題に大きくかかわる社会の一員としての化学者としての立場について理解し、議論できるようになる。 第10〜12回目の講義によって、企業の一員として、技術者として何を行動の基準にすべきかを議論できるようにする。 第13,14回目の講義によって、実例を基に社会人として化学産業に関わる時の認識を習得し、その基で種々の計画やシステム構築をできるようになる。
[授業計画・授業内容]
  1. グリーンケミストリーと共生応用化学<教科書第1章を精読のこと。講義受講後にプリントなどを参考に再読し不明語句などをなくすこと。>(三野)
  2. グリーン化学原料<教科書第2章を精読のこと。講義受講後にプリントなどを参考に再読し不明語句などをなくすこと。>
  3. グリーン化学製品<教科書第3章を精読のこと。講義受講後にプリントなどを参考に再読し不明語句などをなくすこと。>
  4. グリーンケミストリーと分離技術<教科書第4章を精読のこと。講義受講後にプリントなどを参考に再読し不明語句などをなくすこと。>
  5. ライフサイクルアセスメントとグリーンインデックス<教科書第5章を精読のこと。講義受講後にプリントなどを参考に再読し不明語句などをなくすこと。>
  6. 化学物質の毒性と関連法規<教科書第6章を精読のこと。講義受講後にプリントなどを参考に再読し不明語句などをなくすこと。>
  7. グリーン物質変換(均一系触媒反応)<教科書第7章を精読のこと。講義受講後にプリントなどを参考に再読し不明語句などをなくすこと。>
  8. グリーン化学変換(固体触媒による選択的酸化反応、廃棄物の低減)<教科書第8,9章を精読のこと。講義受講後にプリントなどを参考に再読し不明語句などをなくすこと。>
  9. グリーン反応媒体(超臨界流体、フッ素系溶媒、イオン性液体)<教科書第12〜14章を精読のこと。講義受講後にプリントなどを参考に再読し不明語句などをなくすこと。>
  10. 東日本大震災/福島第一原子力発電所の事故と技術者、エネルギー問題を考える。<ニュース等の技術者の関わる事象をよく確認すること。>(鳥養)
  11. 企業人にとっての倫理、大学とは何か、学生の持つべき倫理観、専門職技術者(技術士資格と技術士法を含む)<ニュース等の技術者の関わる事象をよく確認すること。>
  12. 研究者・技術者にとっての倫理と法律、企業などの組織の社会的責任<ニュース等の技術者の関わる事象をよく確認すること。>
  13. 現場からの実例紹介(その1)エーザイでの医薬品プロセス研究の流れ、工業化への取り組みについて概説する。
  14. 現場からの実例紹介(その2)エーザイでのGCへの取り組みとプロセス研究のポイントを実例を交えて紹介する。
  15. 理解度確認と補足説明
[キーワード]
グリーンケミストリー12ヶ条, 反応媒体, 物質変換, 光触媒, 太陽電池, 固体触媒, 分離技術, 生体由来の高分子材料, 毒性物質, VOC低減を目指した高分子合成, プラスチックのリサイクル, 技術者倫理, 企業倫理
[教科書・参考書]
[教科書]:最新グリーンケミストリー 持続的社会のための化学、御園生誠・村橋俊一編(講談社サイエンティフィック) <適宜、配布プリントに基づいた講義も行う> [参考書]:グリーンケミストリー、P. T. Anastas and J.C.Warner 著、日本化学会・化学技術振興機構訳編、(丸善)
[評価方法・基準]
適宜行う小テスト(アンケート)(50%)および語句説明、収支計算、小論文を中心とした理解度確認の結果(50%)を総合して判断する。
[関連科目]
[履修要件]
[備考]
出席を重視する。各教員の担当する連続する講義のうち1/2以上の出席がない場合、評価対象としない。
関連URL  
備考 

, Last modified: Monday, 22-Feb-2016 11:41:41 JST, syll Ver 2.80(2016-02-13) by Yas