授業詳細情報
開設年度 2016 年度
科目コード T1M1250
授業コード T1M125001
授業科目名 生体高分子化学
同上英語名 Biological Polymer Chemistry
単位数 2.0 単位
開講学科 工学部共生応用化学科Aコース (T1M)
開放区分  
担当教員 山田 真澄
開講時限・
講義室等
3年後期火曜2限 
工 9号棟 107教室
科目区分
詳細表
2014年入学生:
専門選択必修F20(T1M1:共生応用化学科生体関連コース),専門選択科目F36(T1M:共生応用化学科, T1M2:共生応用化学科応用化学コース, T1M3:共生応用化学科環境調和コース, T1T:画像科学科)
シラバス
[授業の方法]
講義
[受入人数]
[受講対象]
自学部他学科生 履修可,科目等履修生 履修可
[授業概要]
高分子は現代社会において不可欠な三大材料のひとつであり,生体や自然の中にも様々な種類の高分子が存在する。また、細胞、組織、器官の機能を模倣あるいは代替する高分子材料の開発も盛んになっている。本講義では、(1)自然界に存在する生体高分子に関する基礎的事項ならびにそれらの構造と機能、(2)生体機能を模倣する人工システムについて講述する。
[目的・目標]
生体高分子ならびにそれらに関連する合成高分子について,それらが作り出す構造と機能発現を理解する。 (i)核酸やタンパク質などの基本的な生体高分子について、それらの機能、性質、役割、応用について説明できる。(ii)生体高分子材料の機能と構造との関連性を指摘できる。(iii)生体および環境に適合する高分子材料の開発に寄与できる。(iv)バイオ機能を有する高分子材料の設計指針の確立に活用できる。
[授業計画・授業内容]
  1. 生体高分子の基礎(1) 核酸の化学 ◆必要な準備学習:関連講義の復習をしておくこと。
  2. 生体高分子の基礎(2) タンパク質の化学 ◆必要な準備学習:参考書などを読み,タンパク質に関する予習をしておくこと。
  3. 生体高分子システム(1) 生物情報の解析1 ◆必要な準備学習:参考書などを読み,DNAなどの生物情報に関する予習をしておくこと。
  4. 生体高分子システム(2) 生物情報の解析2 ◆必要な準備学習:参考書などを読み,RNAなどの生物情報に関する予習をしておくこと。
  5. 生体高分子システム(3) 免疫システム ◆必要な準備学習:参考書などを読み,免疫系に関する予習をしておくこと。
  6. 生体高分子システム(4) 細胞外マトリックスの化学 ◆必要な準備学習:参考書などを読み,細胞外マトリックスに関する予習をしておくこと。
  7. 生体高分子システム(5) 細胞のリプログラミング ◆必要な準備学習:参考書などを読み,細胞情報の初期化に関する予習をしておくこと。
  8. 高分子材料の利用(1)医用高分子材料の基礎 ◆必要な準備学習:参考書などを読み,医用材料に求められる機能に関する予習をしておくこと。
  9. 高分子材料の利用(2)生分解性高分子材料 ◆必要な準備学習:参考書などを読み,生分解性高分子材料に関する予習をしておくこと。
  10. 高分子材料の利用(3)生体適合性材料1 ◆必要な準備学習:参考書などを読み,シリコーンなどの生体適合性材料に関する予習をしておくこと。
  11. 高分子材料の利用(4)生体適合性材料2 ◆必要な準備学習:参考書などを読み,抗血栓性材料などに関する予習をしておくこと。
  12. 高分子材料の利用(5)高分子ゲル材料 ◆必要な準備学習:参考書などを読み,高分子ゲル材料などに関する予習をしておくこと。
  13. 高分子材料の利用(6)細胞培養用材料 ◆必要な準備学習:参考書などを読み,細胞培養材料に関する予習をしておくこと。
  14. 高分子材料の利用(7)生体由来材料 ◆必要な準備学習:参考書などを読み,生体由来材料に関する予習をしておくこと。
  15. 総括と期末試験 ◆必要な準備学習:これまでの講義の内容を復習しておくこと。
[キーワード]
高分子の基礎的事項,生体高分子の構造と機能,生体機能高分子,生体適合高分子,生分解性高分子
[教科書・参考書]
[参考書]講義資料(講義前に受講生に配布)、生体分子の化学(相本・赤路著、化学同人)、バイオマテリアルサイエンス(石原ほか著、東京化学同人)
[評価方法・基準]
試験70%、講義終了前に行う小テストおよび課題として提出を義務づけるレポート30%で評価する。特別な理由がない限り提出期限後にレポートは受理しない。原則として3分の2以上の出席を求める。なお、不正行為については厳正に対処する。
[関連科目]
生体分子の化学,生化学I,生化学II,高分子化学,高分子合成化学
[履修要件]
[備考]
高分子化学を履修済みであることが望ましい。
関連URL  
備考 

, Last modified: Monday, 22-Feb-2016 11:41:41 JST, syll Ver 2.80(2016-02-13) by Yas