開設年度 | 2016 年度 |
科目コード | T1M1282 |
授業コード | T1M128201 |
授業科目名 | 表面計測化学 |
同上英語名 | Advanced Surface Analysis |
単位数 | 2.0 単位 |
開講学科 | 工学部共生応用化学科Aコース (T1M) |
開放区分 | |
担当教員 | 藤浪 眞紀 |
開講時限・ 講義室等 | 3年後期金曜2限 工 5号棟 204教室 |
科目区分 (詳細表) |
- 2014年入学生:
- 専門選択必修F20(T1M:共生応用化学科, T1M2:共生応用化学科応用化学コース, T1M3:共生応用化学科環境調和コース),専門選択科目F36(T1M1:共生応用化学科生体関連コース, T1T:画像科学科)
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シラバス | - [授業の方法]
- 講義
- [受入人数]
- 60
- [受講対象]
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- [授業概要]
- 分析化学I,IIに続く,物質情報を引き出すための3番目の分析化学講義である。従来は試料を溶液化しての分析法であったが,本講義では基本的には固体のままの試料をどのように分析するかを考える。そのためにX線,γ線,赤外線,電子,イオン,陽電子が利用され,それらを用いた化学組成分析法を講義する。これは材料を開発する上で必須の方法論であり,その原理,応用例を知ることは,将来の材料研究にとって非常に重要である。
- [目的・目標]
- X線,γ線,赤外線,電子,イオン,陽電子と固体との相互作用を理解し,それを利用した表面組成分析法の原理・装置を論ずることができるようにする。また,要素技術として真空技術を学び,利用のための知識を備えることができるようにする。今年度は追加して,生化学分析についても学ぶ。
- [授業計画・授業内容]
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- 表面・局所分析の重要性
- 真空を決める因子 第1回目に与えた課題を考察してくること
- 真空ポンプおよび測定法 第2回目に与えた課題を考察してくること
- 赤外線と固体との相互作用 第3回目に与えた課題を考察してくること
- 赤外線を用いた表面分析 第4回目に与えた課題を考察してくること
- X線と固体との相互作用(蛍光X線分析) 第5回目に与えた課題を考察してくること
- X線光電子分光法 第6回目に与えた課題を考察してくること
- 電子と固体との相互作用(走査型電子顕微鏡)第7回目に与えた課題を考察してくること
- オージェ電子分光法 第8回目に与えた課題を考察してくること
- イオンと固体との相互作用 第9回目に与えた課題を考察してくること
- ラザフォード後方散乱分光法 第10回目に与えた課題を考察してくること
- 二次イオン質量分析法 第11回目に与えた課題を考察してくること
- 陽電子と固体との相互作用(陽電子消滅法) 第12回目に与えた課題を考察してくること
- レーザー分光法 第13回目に与えた課題を考察してくること
- 走査型トンネル顕微鏡 第14回目に与えた課題を考察してくること
- [キーワード]
- X線,イオン,電子,陽電子,固体表面
- [教科書・参考書]
- 特に指定はしない。講義で使用するviewgraphをダウンロードできるようにして,内容の理解に資するようにしたい。
- [評価方法・基準]
- 講義の理解度を確認する中間試験と期末試験によって成績判定を行う。なお,不正行為を行った者には、学則に基づき厳重な処分を与える。
- [関連科目]
- 分析化学I,分析化学II,分析化学実験
- [履修要件]
- 特に予備知識は不要である。
- [備考]
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関連URL |
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備考 | |