授業詳細情報
開設年度 2016 年度
科目コード T1P0070
授業コード T1P007001, T1P007002
授業科目名 統合デザイン実習 II
同上英語名 Integrated Design Practice II
単位数 2.0 単位
開講学科 工学部デザイン学科 (T1P)
開放区分  
担当教員 小野 健太
開講時限・
講義室等
1年後期月曜4,5限 
工 2-アトリエ(2-601)
科目区分
詳細表
2016年入学生:
専門必修F10(T1KE:デザイン学科(先進科学), T1P:デザイン学科)
シラバス
[授業の方法]
講義・実習
[受入人数]
[受講対象]
デザイン学科1年生
[授業概要]
グラフィックデザイン,プロダクトデザイン,スペースデザイン,各領域それぞれに求められるプロトタイピングスキル(最終状態を表現するための技術)を,提示される課題の制作をを通じて習得する。なお、本授業は統合デザイン実習IIIと一体で進める。
[目的・目標]
グラフィックデザイン,プロダクトデザイン,スペースデザイン,各領域それぞれに求められるプロトタイピング(PT)スキルの習得を目的とする。 具体的には ●2DPT: 手描きによるグラフィックを表現するスキル。 例)企業ロゴ,タイポグラフィ。 ●デジタル2DPT: コンピュータによるグラフィックを表現するスキル。 例)企業ロゴ,商品パッケージ。 ●サーフェイスモデルPT: 2次曲面で構成されたプロダクトを立体として表現するスキル。 例)ゲーム機,プリンター等平面で構成されたプロダクト。 ●ソリッドモデルPT: 面材で表現するのが難しいプロダクトを立体として表現するスキル。 ●スペース3DPT: スケールモデルによる空間を表現するスキル。 例)ショップのスペースデザイン,展示会ブースのスペースデザイン。
[授業計画・授業内容]
15回を,グラフィック,プロダクト,スペースの3つのフェーズに分け,それぞれ,2〜3課題の製作に取り組む。制作は授業時間内で行うことを基本とするが,授業時間外も利用して行う。
  1. オリエンテーション, G1【企業ロゴの分析】説明: 企業ロゴを収集し,リバースエンジニア的に分析することによりデザイン意図を読み取る。
  2. G1【企業ロゴの分析】制作および講評, G2【タイポグラフィの分析】説明・制作: 感情を表す形容詞を選び,その感情を表現するのに相応しい英文フォントを選択し表現する。制作を通じて,各フォントが与える感情的意味を理解する。
  3. G2【タイポグラフィの分析】講評, G3【パッケージコピー】課題説明: 市販されているパッケージをできるだけ忠実に再現する。 課題を通じて,パッケージデザインに必要なコンピュータスキルを身に付ける。またリバースエンジニア的にデザインを再構築することにより,デザイン意図を読み取る力を身に付ける。
  4. G3【パッケージコピー】課題レビュー,提出, P1【立体数字】課題説明: サーフェイスモデルPTスキルの基本として,数字の押し出し形状(Extruded Form) を立体として制作する。
  5. P1【立体数字】制作,中間チェック
  6. P1【立体数字】講評・展示, P2【サーフェイスプロダクトコピー】課題説明: 主に2次曲面で構成されたプロダクトを選び持参し,スチレンボードを主な材料として,できるだけ忠実にモデルとして再現する。
  7. P2【サーフェイスプロダクトコピー】制作,中間チェック
  8. P2【サーフェイスプロダクトコピー】講評, P3【チェスデザイン】課題説明: 幾何立体で構成されたチェスの駒一式をデザインし,駒を2セットを製作する。 制作を通じて,ソリッドモデルPTスキル(マスターモデル制作,型取り,鋳造)を身に付ける。
  9. P3【チェスデザイン】制作,中間チェック
  10. P3【チェスデザイン】講評, P4【CGプロダクト】課題説明: 空間に置かれたプロダクトを写真で撮影し,できるだけ忠実にCGとして表現する。 制作を通じて,コンピュータで立体を表現するスキルを身に付ける。
  11. P4【CGプロダクト】講評, S1【空間構成スタディー】課題説明: プリミティブな計上で構成される空間(4パターン)のスケールモデルの制作を行う。 制作を通じて,スケール感,空間構成力を身に付ける。
  12. S1【空間構成スタディー】制作・中間チェック
  13. S1【空間構成スタディー】講評, S2【商業空間デザイン】課題説明: 実際の商業空間(ショップ,ショールーム等)を取りあげ,リデザイン案をスケールモデルの制作を通じて行う。
  14. S2【商業空間デザイン】制作・中間チェック
  15. S2【商業空間デザイン】講評, 全体講評
[キーワード]
グラフィックデザイン,プロダクトデザイン,空間デザイン
[教科書・参考書]
別途指示
[評価方法・基準]
出席回数,それぞれに出される課題の提出・課題のできにより評価を行う。
[関連科目]
統合デザイン実習 III〔T1P008001〕
[履修要件]
必修
[備考]
関連URL  
備考 

, Last modified: Wednesday, 23-Mar-2016 23:41:38 JST, syll Ver 2.80(2016-02-13) by Yas