シラバス | - [授業の方法]
- 講義
- [受入人数]
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- [受講対象]
- 自学部他学科生 履修可,他学部生 履修可,科目等履修生 履修可
- [授業概要]
- 光線近似とも呼ばれる幾何光学と、電磁波としての本質を用いた波動光学の両面から光の振る舞いを解説するとともに、光学のさまざまな応用について紹介する。
- [目的・目標]
- (目的)光を直線として取り扱う幾何光学により、光の反射、屈折、レンズ作用等の光学系の諸性質を理解する。また、光を波として取り扱う波動光学により、回折、干渉等の光の諸性質について更に理解を深める。
(目標)光を光線として扱う観点から、光の基本的な性質を説明できる。また、光を波として扱う観点から、その他の光の振る舞いを説明できる。
- [授業計画・授業内容]
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- 光とは何か ー光の理解の歴史を俯瞰するー
- 光線の反射・屈折の法則
- 肉薄レンズ ーレンズの結像公式ー
- 肉薄レンズその2 ー眼鏡レンズ、瞳のレンズ機能ー
- 組合せレンズ ー拡大鏡、顕微鏡ー
- 組合せレンズその2 ー望遠鏡、双眼鏡ー
- レンズの収差
- 光の波としての性質 ー横波、偏光ー
- 光の干渉 ー波の重ね合わせの原理ー
- 光の干渉その2 ー干渉計、コーティングー
- 光の回折 ー回折の原理、フラウンフォーファー回折ー
- 光の回折その2 ーフレネル回折、ブラック回折ー
- 偏光と複屈折 ー偏光素子、鉱石の偏光作用ー
- 光学の発展 ー量子力学との接点ー
- まとめ
- [キーワード]
- 光線、反射、屈折、レンズ、収差、波、干渉、回折、偏光、複屈折
- [教科書・参考書]
- 講義毎にテキストを配布します。参考書として以下を挙げます。
「光学概論 I 」辻内順平 朝倉書店
「光学」、石黒浩三、裳華房 基礎物理学選書23
- [評価方法・基準]
- 出席(ミニテスト)、および試験の結果を、あわせて評価する。
応用光学についての基本的な事項を6割以上理解していることを合格の条件とする。
- [関連科目]
- 電磁気学
- [履修要件]
- 特になし
- [備考]
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