シラバス | - [授業の方法]
- 講義
- [受入人数]
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- [受講対象]
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- [授業概要]
- まず、アナログ画像とデジタル画像の違いを、工学的観点だけからではなく、感性的視点からも解説する。次に、画像の構成要因である画質の数値化、人間の眼の特性を考慮した画像に要求される画質、画質が私たち与える印象効果、画像の認知のメカニズムについて解説する。
- [目的・目標]
- 画像について、工学的知識ばかりでなく、私たちが画像をどのように見るのか、それからどのような印象を受けるのか、また、どのような画像が好きなのかなど、心理学、認知科学的観点から画像を考えられる能力を身につけることを目的とする。知るとより多くのことが見えてくる。本授業により画像の今まで見えなかったことが見えてくることを目標としている。
- [授業計画・授業内容]
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- アナログ画像とデジタル画像
- フィルムと撮像素子1
- フィルムと撮像素子2
- 画質1:調子再現、ハーフトーニング(濃度変調、面積変調),必要な階調数
- 画質2:鮮鋭度,必要な解像度
- 画質3:粒状度,ノイズ
- 画質4:画質の印象効果
- 好ましい画像:主観評価,サンプル提示法,記憶色
- 印象評価:SD法,因子分析
- 視覚的認知1:目と脳で見る,形の知覚,図と地
- 視覚的認知2: よい形態の法則,プレグナンツ
- 視覚特性と画像表現:中心視,周辺視,混色:色解像度,対比効果、併置混色,等輝度色刺激,錯視
- 遠近法:3次元から2次元への変換
- 文脈と認知:トップダウン処理,シュールリアリズム
- 画像における文脈:写真家は何を伝えてきたか
- [キーワード]
- 画質,画質の印象効果,好ましい画像,視覚的認知,絵画から学ぶ画像表現
- [教科書・参考書]
- ソルソ「脳は絵をどのように理解するか」新曜社;大山正「視覚心理学への招待」サイエンス社;Livingstone"Vision and Art"ABRAMS
- [評価方法・基準]
- 毎回の小テスト(出席を兼ねる)を行なう。規定の出席率を満たしたものに対して、(小テスト):(出席)=75:25の割合で評価する。
- [関連科目]
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- [履修要件]
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- [備考]
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