授業詳細情報
開設年度 2016 年度
科目コード T1T0800
授業コード T1T080001
授業科目名 機器分析科学 (旧名称「物質センシング」)
同上英語名 Instrumental Analysis for Materials Science
単位数 2.0 単位
開講学科 工学部画像科学科 (T1T)
開放区分 千葉工大開放科目
担当教員 柴 史之
開講時限・
講義室等
3年後期水曜2限 
工 9号棟 106教室
科目区分
詳細表
2014年入学生:
専門選択必修F20(T1T:画像科学科)
シラバス
[授業の方法]
講義
[受入人数]
[受講対象]
原則として3年生以上
[授業概要]
様々な機能性材料の正確な構造情報を得ることは,画像デバイス開発の重要な要素である。本講義では,物質の構造情報を得るための分析方法の中でも,特に電磁波や電子線を用いた機器分析法を中心として,基本原理をもとに解説する。
[目的・目標]
各種機器分析によって得られる構造情報を把握し,またこれらの基本原理を理解することを目的とする。具体的には,[1]放射(特に電磁波・電子線)の基本特性に基づき,物質との様々な相互作用に関して理解する,[2]放射と物質との相互によって得られる構造情報と,その取得方法について理解する,[3]実際の分析機器の構造・原理について知る,[4]その他の関連する分析方法について知る。[5]これらの分析手法間の相違点と類似点を整理し,各々の特徴を理解する,である。ただし,細かな事項の記憶よりも,基本原理の理解を重視する。
[授業計画・授業内容]
  1. 序論
  2. 微細構造の拡大観察1:顕微鏡概論
  3. 微細構造の拡大観察2:光学顕微鏡法
  4. 微細構造の拡大観察3:電子顕微鏡法
  5. 微細構造の拡大観察4:走査型プローブ顕微鏡法
  6. 電磁波と分子の構造情報1:原子吸光分析法・原子発光分光分析法
  7. 電磁波と分子の構造情報2:紫外可視分光分析法・蛍光分光分析法
  8. 電磁波と分子の構造情報3:赤外分光分析法
  9. 電磁波と分子の構造情報4:ラマン分光法
  10. 電磁波と分子の構造情報5:核磁気共鳴分光分析法
  11. 組成分析1:蛍光X線分析法・X線光電子分光法
  12. 組成分析2:電子線マイクロアナリシス
  13. 固体の規則構造1:結晶構造と回折現象
  14. 固体の規則構造2:X線回折法・電子線回折法
  15. 物質の分離分析:質量分析法
  16. 期末試験
[キーワード]
機器分析,微小構造,分子構造,結晶構造,元素組成
[教科書・参考書]
教科書:特になし,参考書:『「機器分析」(大谷肇ほか編著;エキスパート応用化学シリーズ)講談社 (2015年)』など。機器構造などの資料は,随時配布する。
[評価方法・基準]
期末試験および宿題により評価する。概ね,期末試験7,宿題3を目安に評価を行う。(宿題の出題回数などで若干前後する。)
[関連科目]
[履修要件]
[備考]
この科目は「物質センシング」の読み替え科目です。
関連URL  
備考 [T1T045001]からコピー。

, Last modified: Tuesday, 23-Feb-2016 11:41:37 JST, syll Ver 2.80(2016-02-13) by Yas