授業詳細情報
開設年度 2016 年度
科目コード T1U0220
授業コード T1U022001
授業科目名 回路理論II
同上英語名 Electric Circuit Theory II
単位数 2.0 単位
開講学科 工学部情報画像学科 (T1U)
開放区分  
担当教員 関屋 大雄
開講時限・
講義室等
2年後期金曜2限 
工 2号棟 103教室
科目区分
詳細表
2015年入学生:
専門選択必修F20(T1KI:情報画像学科(先進科学), T1U:情報画像学科)
シラバス
[授業の方法]
講義・演習
[受入人数]
[受講対象]
自学部他学科生 履修可,科目等履修生 履修可
[授業概要]
「回路理論I」に引き続き, 電気回路の基礎, さらにそこから派生する諸定理に ついて講義する。毎週の講義には必ず演習の時間を設け, 各自が手を動かすこと によって理解を深められるよう進める。
[目的・目標]
社会に出て通用するだけの電気回路の基礎理論を習得する。 回路の状態を常微分方程式でたてることができ, さらに常微分方程式を複数の方 法で解くことができる。また, 常微分方程式を解くために必須である, 回路の初 期値を求めることができる。
[授業計画・授業内容]
講義内容はその週に理解することを原則とする。演習問題を時間内に解けない場 合, 時間外学習が必要である。学習効率を上げるため, 講義終了後オフィスア ワーを設け, 理解不足な点をすぐにフォローできる体制を整える。
  1. イントロダクション 回路理論Iの内容と回路理論IIの位置づけ
  2. 回路における諸定理 (1) 重ねの理, テブナンの定理
  3. 回路における諸定理 (2) 相反定理, テレゲンの定理
  4. 基本回路の性質 (1) 外力が存在する 1 階微分方程式で表される回路
  5. 基本回路の性質 (2) 外力が存在する 2 階微分方程式で表される回路
  6. ラプラス変換 (1) ラプラス変換の定義
  7. ラプラス変換 (2) ラプラス変換の性質と応用
  8. ラプラス変換 (3) ラプラス変換の計算演習
  9. 結合回路素子の性質 (1) 相互インダクタンス
  10. 結合回路素子の性質 (2) 従属電源
  11. 複雑な回路の初期値
  12. 回路のステップ応答
  13. 状態変数 (1) 状態変数と状態方程式
  14. 状態変数 (2) 状態微分方程式の解法-1
  15. 状態変数 (3) 状態微分方程式の解法-2
  16. 試験
[キーワード]
電気回路, 回路の諸定理, 状態微分方程式, ラプラス変換, 結合素子
[教科書・参考書]
教科書:「電気回路ノート」 森真作著, コロナ社(講義で用いる)。 参考書:「電気回路演習ノート」同上 (講義中には用いないが, 本講義の演習 書として最適である) その他, 多くの本が出版されているので, 自分で分かりやすそうなものを選ぶと 良い。
[評価方法・基準]
毎週演習を行う。さらに試験を行い, 演習1/3, 試験2/3の比重で評価する。
[関連科目]
回路理論 II, 微分方程式, フーリエ変換と画像, 情報画像工学実験I
[履修要件]
特になし。
[備考]
本講義は電気回路の導入部分であり, 基礎的な内容に終始する。回路理論IIも受 講することにより, 社会に出ても通用する電気回路の最低限の知識を網羅するこ とができる。オフィスアワーは講義終了後終日、工学部1号棟515室。(事前連絡不要)
関連URL  
備考 

, Last modified: Monday, 22-Feb-2016 11:41:41 JST, syll Ver 2.80(2016-02-13) by Yas