シラバス | - [授業の方法]
- 講義
- [受入人数]
- 15名程度
- [受講対象]
- 他コース等の学生の履修は原則として不可
学部の建築振動論に相当する科目を履修していること。
- [授業概要]
- 学部開講科目である建築振動論に引き続く科目として、振動論では扱えなかった、地震動の性質とその応答、スペクトル解析の基礎について学び、耐震構造をはじめとして、地震に対する新しい構造である免震構造や制震構造について理解を深める。
地震動の特性や過去の地震被害とそれによる耐震構造学の発展についても触れる。
なお、当科目は「建築士試験の大学院における実務系経験の確認(構造)」に必要な「関連科目・演習等」に該当する。
- [目的・目標]
- 建築物の過去の地震被害事例とそれによる建築耐震構造学の発展について理解し、耐震構造・免震構造・制震構造の原理を理解するために、スペクトル解析の基礎を学ぶことにより、基礎知識を幅広く身につける。
- [授業計画・授業内容]
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- 地震の特性
- 震害と耐震構造学の発展
- 周期頻度スペクトル
- 確率密度スペクトル
- フーリエスペクトル
- フーリエ変換
- パワースペクトル
- スペクトルの平滑化
- 応答スペクトル
- 応答の数値計算
- 時間領域と周波数領域
- 地盤の振動
- 増幅スペクトル
- 模擬地震動
- まとめ
- [キーワード]
- 地震応答解析、弾塑性、耐震構造、免震構造、制震構造、耐震診断、耐震補強、地震動
- [教科書・参考書]
- 教科書
大崎順彦:新・地震動のスペクトル解析入門, 鹿島出版会, 1994
参考書
(1) 柴田明徳:最新耐震構造解析<第3版>, 森北出版, 2014.
(2) 2007年版建築物の構造関係技術基準解説書,国土交通省住宅局建築指導課, 2007.
(3) 2001年改訂版 既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準・改修設計指針・同解説, 日本建築防災協会, 2002.
(4) 震災建築物の被災度区分判定基準および復旧技術指針,日本建築防災協会, 2002.
(5) 被災建築物応急危険度判定研究会:被災建築物応急危険度マニュアル,日本建築防災協会, 1998.
(6) 斉藤大樹:耐震・免震・制振のはなし,日刊工業新聞社,2006.
- [評価方法・基準]
- レポート発表・討論・提出物の成績、期末試験による。
- [関連科目]
- 建築振動論
- [履修要件]
- 学部の建築振動論に相当する科目を履修していること。
- [備考]
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