授業詳細情報
開設年度 2016 年度
科目コード T201028
授業コード T20102801
授業科目名 建築構造デザインIII
同上英語名 Structural DesignIII
単位数 2.0 単位
開講学科 工学研究科建築・都市科学専攻(建築学コース) (T211)
開放区分  
担当教員 和泉 信之
開講時限・
講義室等
前期集中 
建築学科小セミナー室
科目区分
詳細表
2016年入学生:
選択科目S30(T211:工学研究科建築学コース(前期), T212:工学研究科都市環境システムコース(前期), T221:工学研究科デザイン科学コース(前期), T231:工学研究科機械系コース(前期), T232:工学研究科電気電子系コース(前期), T233:工学研究科メディカルシステムコース(前期), T241:工学研究科共生応用化学コース(前期))
シラバス
[授業の方法]
演習・実習
[受入人数]
12名(演習・実習の制約により変更)
[受講対象]
博士前期課程:1〜2年生,博士後期課程:1〜2年生
[授業概要]
実務の構造設計法において,最も先端的である超高層建築物の時刻歴応答解析を用いた構造設計法を説明して、超高層建築物の構造設計を実施する。受講者は設計チームを組み,構造計算,作図,概要書の作成を分担し,協力して,超高層建築物の主要な構造設計概要書を作成する。対象建築物は,超高層鉄筋コンクリート造住宅(整形な純ラーメン構造、20階〜40階程度)などのような超高層建築物とする。なお、建築構造デザインIIIでは、主に静的非線形解析による設計を実習することとし、時刻歴応答解析による設計は建築構造デザインIVで実習する。なお、当科目は「建築士試験の大学院における実務系経験(専門領域・構造)」に充当するインターンシッップ科目で、一級建築士である教官が指導にあたる。
[目的・目標]
静的非線形解析を実習することにより,最先端の構造設計法の概要を理解する。実践的な構造設計を学ぶことにより、構造設計の知識を深め,構造設計能力を高める。設計方針,設計方法・結果などの設計概要,略構造図,構造断面表などから構成される主要な構造設計概要書を作成できる。
[授業計画・授業内容]
超高層建築物の時刻歴応答解析を用いた構造設計法を説明し、超高層建築物の構造設計を実施する。超高層建築物の構造設計は2段階に大別されるので、建築構造デザインIIIでは、主に静的非線形解析による設計を実習する。なお、時刻歴応答解析による設計は建築構造デザインIVで実習する。受講者は設計チームを組み、構造設計を実習する。準備学習として、必要な資料(第1回の講義時に説明)を本講義のホームページよりダウンロードして読むとともに、設計チーム内で前回までの構造設計作業について進捗状況の確認を行う。実時間は90時間、内訳は授業22.5時間、自学習67.5時間、後者については作業日誌をつけるものとする。
  1. 超高層建築物の建築構造デザイン:構造計画と構造解析
  2. 超高層建築物の構造設計方法I:静的非線形解析と許容応力度設計
  3. 超高層住宅の構造計画とプロジェクト概要:構造特性と対象建物の設定
  4. 超高層住宅プロジェクトの構造計画(1):部材配置と断面、構造設計概要書の作成
  5. 超高層住宅プロジェクトの構造計画(2):使用材料と工法、構造設計概要書の作成
  6. 超高層住宅プロジェクトの構造設計I(1)荷重計算:柱軸力・層重量・地震力の算定
  7. 超高層住宅プロジェクトの構造設計I(2)荷重計算:構造設計概要書の作成
  8. 超高層住宅プロジェクトの構造設計I(3)応力計算:静的非線形解析データ作成1
  9. 超高層住宅プロジェクトの構造設計I(4)応力計算:静的非線形解析データ作成2
  10. 超高層住宅プロジェクトの構造設計I(5)応力計算:静的非線形解析
  11. 超高層住宅プロジェクトの構造設計I(6)応力計算:構造設計概要書の作成
  12. 超高層住宅プロジェクトの構造設計I(7)断面計算:許容応力度設計
  13. 超高層住宅プロジェクトの構造設計I(8)断面計算:構造設計概要書の作成
  14. 超高層住宅プロジェクトの構造設計I(9)構造図:略伏図・略軸組図の作成
  15. 超高層住宅プロジェクトの構造設計I(10)構造設計概要書Iの提出
  16. 超高層住宅プロジェクトの構造設計Iの発表:構造設計�の発表・討議
[キーワード]
建築構造設計,耐震設計,静的非線形解析,超高層建築物
[教科書・参考書]
[評価方法・基準]
成績は、構造設計概要書の提出と期末構造デザイン発表(100%)により評価し、60点以上を合格とする。
[関連科目]
[履修要件]
構造力学(学部,不静定構造)に相当する講義課目を履修済みであること。建築構造デザインI、あるいは建築構造デザインIIを履修していることが望ましい。
[備考]
関連URL  
備考 

, Last modified: Wednesday, 23-Mar-2016 23:00:48 JST, syll Ver 2.80(2016-02-13) by Yas