授業詳細情報
開設年度 2016 年度
科目コード T201032
授業コード T20103201
授業科目名 建築・都市と人間の歴史
同上英語名 Architeture, Settlement and Human History
単位数 2.0 単位
開講学科 工学研究科建築・都市科学専攻(建築学コース) (T211)
開放区分  
担当教員 頴原 澄子
開講時限・
講義室等
後期金曜2限 
自然科学系総合研究棟1 323セミナー室
科目区分
詳細表
2016年入学生:
選択科目S30(T211:工学研究科建築学コース(前期), T212:工学研究科都市環境システムコース(前期), T221:工学研究科デザイン科学コース(前期), T231:工学研究科機械系コース(前期), T232:工学研究科電気電子系コース(前期), T233:工学研究科メディカルシステムコース(前期), T241:工学研究科共生応用化学コース(前期))
シラバス
[授業の方法]
講義
[受入人数]
15名程度
[受講対象]
自学部他学科生 履修可,他学部生 履修可,科目等履修生 履修可
[授業概要]
歴史的建造物保存を考える上で必要な理念、法制度について教授する。とくに、未だ十分な法的保護が行われていない近代建築の意義・評価を明確にするため、近代建築の設計者の著作を取り上げ、その読み解き方を教授する。課題文を精読し、内容についての議論を行う。近代建築の価値、設計者の思想を的確に伝える冊子等の作成およびプレゼンテーションを行う。なお、当科目は「建築士試験の大学院における実務系経験の確認(意匠、設備)」に必要な「関連科目・演習等」に該当する。
[目的・目標]
近現代における建築・都市に係る様々な試み、活動の概要を理解するとともに、その意義を明らかにするため、各国における歴史的建造物保存の歴史を理解する。近代建築の設計者に関する文献を精読し、正確に理解した上で、内容についての専門的な議論を交わすことができるようになる。議論の進行、小冊子の作成を通して、プレゼンテーションおよびコミュニケーション能力を身につける。
[授業計画・授業内容]
受講生のプレゼンテーションを必須とする。
  1. ガイダンス
  2. 保存論の歴史について概説し、その意義について考える
  3. イギリスの建築保存の制度について:保存の主体について考え理解する。
  4. 近現代建築家作家論 文献精読および討論1 村野藤吾「自邸」を素材とし、討論を通して作家の思想を理解する
  5. 近現代建築家作家論 各論1 菊竹清訓についての概要を理解する
  6. 近現代建築家作家論 文献精読および討論2 菊竹清訓『代謝建築論』を素材とし、討論を通して作家の思想を理解する
  7. 近現代建築家作家論 文献精読および討論3 黒川紀章『共生の思想』を素材とし、討論を通して作家の思想を理解する
  8. 近現代建築家作家論 文献精読および討論4 槇文彦「奥の思想」を素材とし、討論を通して作家の思想を理解する
  9. 近現代建築家作家論 各論2 前川國男についての概要を理解する
  10. 近現代建築家作家論 文献精読および討論5 前川國男『建築の前夜』を素材として、討論を通して作家の思想を理解する
  11. 文献精読および討論6 鈴木博之「都市の未来と都市の中の“過去”」を素材として建築保存とは何かについて考える
  12. 関連するシンポジウムへの参加
  13. 関連するシンポジウムへの参加
  14. 関連する建築見学
  15. レポート発表会
[キーワード]
モダニズム、ポストモダニズム、建築思想、建築史、建築保存
[教科書・参考書]
[評価方法・基準]
各回課題文の要約(30%)、授業時の質疑応答(10%)、学期末レポート(60%)による。
[関連科目]
[履修要件]
[備考]
関連URL  
備考  読替科目:建築・都市史(〜平成22年度) Former: History of Architecutre and Urbanism

, Last modified: Wednesday, 23-Mar-2016 23:00:48 JST, syll Ver 2.80(2016-02-13) by Yas