シラバス | - [授業の方法]
- 講義
- [受入人数]
- 60
- [受講対象]
- 科目等履修生 履修可
- [授業概要]
- 材料の塑性変形特性を利用した変形加工法の特徴と加工工程,並びにそれぞれの加工法に関する初等力学解析から有限要素解析等の各種解析法とその適用範囲について実例を交えて解説する。
- [目的・目標]
- 塑性加工により作られる各種製品の加工工程を理解し,その変形を理論解析するための各種解析方法の基礎を習得することにより,塑性加工における荷重と変形を計算により求めることができる。
- [授業計画・授業内容]
- 塑性変形を利用した成形加工法の解析に利用される,代表的な解析法について順次講義する.また,実際の変形に応用した例題についてもできるだけ多く解説する.
- 塑性力学の復習1:応力-ひずみ関係の近似,引張・圧縮,曲げ,せん断変形の特徴
- 塑性力学の復習2:塑性変形開始の条件,各種降伏条件,構成式
- 塑性変形に対する各種理論解析法の概要と特徴の概説
- スラブ法の基礎:圧縮の例題と円柱の圧縮,2次元と3次元の問題
- スラブ法の応用:押出と引抜成形への応用,摩擦の概念
- すべり線場法の基礎理論と考え方
- すべり線場法の応用例とエネルギー法の基礎
- エネルギー法の応用と上界法と下界法の概念
- 上界法と下界法の基礎と応用
- 中間試験(期日は変更する場合がある)
- 中間試験の解説,各初等解析法のまとめ
- 実際の変形またはひずみの各種測定法
- 有限要素法の基礎概念,動的陽解法と静的陰解法
- 有限要素法の応用,実際の解析手順
- 有限要素法の適用例題
- 期末試験
- [キーワード]
- plasticity, plastic forming, computer simulation, slab metod, slip line field, energy method, upper and lower bound method, FEM
- [教科書・参考書]
- 鈴木弘編「塑性加工」,裳華房 (学部3年次「塑性工学」で用いた教科書を継続して利用)
- [評価方法・基準]
- レポートで20%,中間試験と期末試験で80%で評価し,60点以上を合格とする。
- [関連科目]
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- [履修要件]
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- [備考]
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