開設年度 | 2016 年度 |
科目コード | T206016 |
授業コード | T20601601 |
授業科目名 | 医用機器設計論 |
同上英語名 | Design of Medical Devices |
単位数 | 2.0 単位 |
開講学科 | 工学研究科人工システム科学専攻(メディカルシステムコース) (T233) |
開放区分 | |
担当教員 | 川平 洋 |
開講時限・ 講義室等 | 前期月曜2限 工 17号棟 113教室 |
科目区分 (詳細表) |
- 2016年入学生:
- 選択科目S30(T211:工学研究科建築学コース(前期), T212:工学研究科都市環境システムコース(前期), T221:工学研究科デザイン科学コース(前期), T231:工学研究科機械系コース(前期), T232:工学研究科電気電子系コース(前期), T233:工学研究科メディカルシステムコース(前期), T241:工学研究科共生応用化学コース(前期))
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シラバス | - [授業の方法]
- 講義
- [受入人数]
- 30
- [受講対象]
- 自学部他学科生 履修可,他学部生 履修可,科目等履修生 履修可
- [授業概要]
- 医用機器の設計を行うには,医療機器の性能に影響を及ぼす様々な要因とそれらの相互関係を理解しておくことが重要である。また,医用機器の性能を最大限に発揮させるためには,解剖、生理学的理解を基礎としてユーザーである医療従事者のニーズを理解した上で開発する必要がある。本講では,このような工学的、医学的な側面に加え,医療機器特有の規制やそれが用いられる環境について述べる。
- [目的・目標]
- 医療機器開発は診断機器と治療機器の開発に大きく分けられ、わが国では診断機器開発は盛んであるが、治療機器の開発は欧米に大きく遅れている。なぜ治療目的の医療機器設計が欧米に遅れているのか、なぞそのような乖離が起こっているのか、医療従事者のニーズをどのように設計に反映することが開発に効率的か、どうすれば設計した機器を市販可能か、を考える。
- [授業計画・授業内容]
- 人間工学書を教科書とするが、実際の事例も提示し、病態や法律、医療経済、医学、工学について総合的に討議する。
- オリエンテーション
- 人体計測データの機器設計への応用
- 医療機器産業の現状(そもそも医療機器産業とは?、またとりまく環境は?)
- 検査領域における起業・事業化の事例とその検討
- 超音波凝固切開装置について
- 医療機器の設計に必要なポイント(誰のためのものか?)
- 自助具・福祉機器の設計HAL、マッスルスーツは有用か?
- ヘルスケア領域のスタートアップの事例とその検討
- 医療用ディスプレイの現状と対策(事例学習)
- T.B.D.
- 医療機器実用化に対する規制について(市販までのハードルについて)
- 護る/支える 外科的立場から
- メディカル・イノベーション拠点の実際とその検討
- シミュレーション/ナビゲーション 外科の立場から
- 筆記試験
- [キーワード]
- 外科、起業、人間工学、薬機法、ヘルスケア
- [教科書・参考書]
- (a)大久保 堯夫他編「人間工学の百科事典」(丸善)ISBN 4-621-07553
(b)山岡 俊著「デザイン人間工学 ―魅力ある製品・UX・サービス構築のために―」(共立出版)ISBN 978-4-320-07192-6
- [評価方法・基準]
- 期末テスト、レポートなどで評価する。積極的な発言、意見をできないものは減点対象とする。特別の理由なしに6回以上欠席した学生は、期末テストを受験できない。
- [関連科目]
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- [履修要件]
- 講義は医療機器の開発のための「起業」から「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(薬機法)に関する事項まで幅広く行うため、純粋な機械的設計論とは異なる。
- [備考]
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関連URL |
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備考 | |