開設年度 | 2016 年度 |
科目コード | T207007 |
授業コード | T20700701 |
授業科目名 | 有機構造化学 |
同上英語名 | Structural Organic Chemistry |
単位数 | 2.0 単位 |
開講学科 | 工学研究科共生応用化学専攻(共生応用化学コース) (T241) |
開放区分 | |
担当教員 | 赤染 元浩, 松本 祥治 |
開講時限・ 講義室等 | 後期月曜2限 工 2号棟 101教室 |
科目区分 (詳細表) |
- 2016年入学生:
- 選択科目S30(T211:工学研究科建築学コース(前期), T212:工学研究科都市環境システムコース(前期), T221:工学研究科デザイン科学コース(前期), T231:工学研究科機械系コース(前期), T232:工学研究科電気電子系コース(前期), T233:工学研究科メディカルシステムコース(前期), T241:工学研究科共生応用化学コース(前期))
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シラバス | - [授業の方法]
- 講義
- [受入人数]
- 50
- [受講対象]
- 自学部他学科生 履修可,他学部生 履修可
- [授業概要]
- 機能材料としての有機分子ならびにそれらの複合体・集合体の構造と物性・機能について解説する。有機化合物に対する構造解析および物性評価のための手法(計算化学,X線結晶構造解析,吸収・発光スペクトル,核磁気共鳴スペクトルなど)について議論する。
- [目的・目標]
- 一般目標:
有機化合物は構造と機能が密接に関連しており,有用な機能性有機材料としての化合物創出のために必要な手法や概念を身につける。そのために,有機化合物の構造を解析する上で必要な手法として機器分析の利用と結果の解釈ができるようになる。さらに,化合物が持つ性質や機能と構造の関連性について考察できるようなる。また,分子設計の観点から,機能性分子を構築する上で重要な相互作用や分子軌道論について理解し,目的に合った分子設計ができるようになる。
到達目標:
第3回までの講義によって,分子間力の種類とその作用原理について理解し,それらが有機分子の構造や物性に与える影響について活用できるようになる。
第6回までの講義によって,計算化学を用いた有機分子の安定構造や分子軌道の導出方法を理解し,各種相互作用を利用した分子設計をできるようになる。
第9回までの講義によって,有機分子の構造および物性を解析する手法について理解し,正しく解析・評価できるようになる。
第12回までの講義によって,有機分子の持つ機能について概観し,構造と機能との関連性について分析できるようになる。
第15回までの講義によって,最近のトピックスに触れることで,構造と物性・機能についての知識を広め,発展的に利用することができるようになる。
- [授業計画・授業内容]
- 15回の講義を以下のスケジュールで計画している。講義のなかで随時小テストなどを行い,理解度をチェックしながらすすめる。配布されたプリントを精読し,不明語句などをなくして講義に臨むこと。
- 有機構造体形成のための分子間相互作用(分子間力,静電力,疎水性相互作用)
- 有機構造体形成のための水素結合やベンゼン環相互作用
- 有機構造体形成のための熱力学(エントロピーとエンタルピー)
- 有機構造を理解するための計算化学(分子力場計算)
- 有機構造を理解するための計算化学(半経験的分子軌道計算)
- 有機構造を理解するための計算化学(非経験的分子軌道計算)
- 有機化合物の分子構造解析(X線結晶構造解析−測定)
- 有機化合物の分子構造解析(X線結晶構造解析−解析)
- 有機化合物の分子構造解析(X線結晶構造解析−実例)
- 分子構造(立体構造・電子構造)と機能
- 分子構造と機能(導電性材料,FET,光電変換素子)
- 分子構造と機能(EL,非線形光学材料,磁性材料)
- 分子構造と物性・機能性の今(その1)
- 分子構造と物性・機能性の今(その2)
- これからの有機構造化学
- [キーワード]
- 分子構造,構造解析,構造−物性相関,有機合成
- [教科書・参考書]
- プリントを配布する。
- [評価方法・基準]
- 講義内容に対する理解度を随時テストおよびミニレポートなど実施(30%),および講義内容に即した最近の論文を基にしたレポート提出(70%)により評価する。
- [関連科目]
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- [履修要件]
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- [備考]
- 出席状況が十分でない場合は不可とする。
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関連URL |
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備考 | |