開設年度 | 2016 年度 |
科目コード | T207017 |
授業コード | T20701701 |
授業科目名 | 高分子物理化学 |
同上英語名 | Physical Chemistry of Polymers |
単位数 | 2.0 単位 |
開講学科 | 工学研究科共生応用化学専攻(共生応用化学コース) (T241) |
開放区分 | |
担当教員 | 笹沼 裕二 |
開講時限・ 講義室等 | 前期水曜2限 工 5号棟 105教室 |
科目区分 (詳細表) |
- 2016年入学生:
- 選択科目S30(T211:工学研究科建築学コース(前期), T212:工学研究科都市環境システムコース(前期), T221:工学研究科デザイン科学コース(前期), T231:工学研究科機械系コース(前期), T232:工学研究科電気電子系コース(前期), T233:工学研究科メディカルシステムコース(前期), T241:工学研究科共生応用化学コース(前期))
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シラバス | - [授業の方法]
- 講義
- [受入人数]
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- [受講対象]
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- [授業概要]
- 学部での「高分子化学」、「高分子物性」レベルの内容を復習しつつ、一層高度な高分子の構造と物性、先端材料として求められる物性、機能について講義する。適宜演習を課する。
- [目的・目標]
- 受講学生が、溶液物性、固体物性等、高分子の物理化学的な理解に必要な知識を習得することを目的とし、実社会での高分子材料の研究開発に必要な問題解決能力を養成することを目標とする。
- [授業計画・授業内容]
- 授業に関連し、主にテキストの練習問題をレポートとして課する。次回の授業で提出する。
- 高分子の構造(コンフィギュレーション、立体規則性、コンホメーション解析)
- 高分子の構造(二次構造、高次構造)
- 高分子鎖のモデルI(自由連結鎖、回転障壁のある鎖、Gauss鎖)
- 高分子鎖のモデルII(回転異性状態法の統計力学I)
- 高分子鎖のモデルIII(回転異性状態法の統計力学II、分子動力学)
- 溶液論I(Flory-Huggins理論)
- 溶液論II(化学ポテンシャルと束一性)
- 溶液論III(排除体積効果、Stockmayer-Fixmanプロット、スケーリング則、準希薄溶液)
- 相転移(スピノーダル分解、LCST、ポリマーブレンド)
- 高分子の結晶化(平衡論と速度論)
- ガラス転移(等自由体積理論、可塑剤)
- ゴム弾性の熱力学
- 粘弾性I(Maxwell要素、Voigt要素、4要素モデル)
- 粘弾性II(動的粘弾性、複素弾性率、複素コンプライアンス、WLF式)
- 粘弾性III(応力テンソル、非Newton流体、法線応力効果、ワイセンベルグ効果)
- [キーワード]
- 高分子構造、特性解析、溶液物性、固体物性、計算化学
- [教科書・参考書]
- 共生第4研究室のHPからpdfファイルとしてダウンロードできる。
平成25年3月にテキストを大幅に改訂したので、必ず新たにテキストを入手すること。印刷して授業に持参すること。
- [評価方法・基準]
- レポート50%、試験50%で評価し、60点以上を合格とする。試験は通常の筆記試験ではなく、高分子物理化学の最新の学術論文を熟読し、批評する形式とする。換言すると、論文の査読を行う。その議論の優劣で成績を評価する。
- [関連科目]
- 履修要件を参照。
- [履修要件]
- 共生応用化学科の授業科目「高分子化学」、「高分子物性」を履修していることが望ましいが、学部レベルの内容も復習するので、「高分子物性」を受講しなかった学生も臆せず参加されたい。
- [備考]
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関連URL |
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備考 | 教科書のWEBのIDとパスワードは掲示します。 |