授業詳細情報
開設年度 2016 年度
科目コード T251001
授業コード T25100101, T25100102
授業科目名 住宅史
同上英語名 History & Conservation of Domestic Architecture
単位数 2.0 単位
開講学科 工学研究科建築・都市科学専攻(建築学コース) (T251)
開放区分  
担当教員 MORRIS MARTIN NORMAN
開講時限・
講義室等
前期金曜1,2限 
自然科学系総合研究棟1 323セミナー室
科目区分
詳細表
2016年入学生:
選択科目S30(T251:工学研究科建築学コース(後期), T252:工学研究科都市環境システムコース(後期), T261:工学研究科デザイン科学コース(後期), T271:工学研究科機械系コース(後期), T272:工学研究科電気電子系コース(後期), T273:工学研究科メディカルシステムコース(後期), T281:工学研究科共生応用化学コース(後期))
シラバス
[授業の方法]
講義
[受入人数]
40名
[受講対象]
自学部他学科生 履修可,他学部生 履修可;主に建築前期課程の大学院生(M1、M2)を対象とするが、後期課程の大学院生も受け入れる。隔年開講、本年度あり。
[授業概要]
前史時代から近代にかけて、西洋・日本を中心に住居が如何に形成され、どのような発展過程を遂げたかを構述する。
[目的・目標]
居住スペースの要求は建築の誕生と密接な関係にあり、住宅は建築において重要な位置を占め、建築全体の歴史に大きな影響を与え、文明の変化も反映するが、その発展の主流は意外と未整理である。本講義を通して、身分を鍵に、その整理の第一歩を学生に紹介し、居住形態と文明・社会・技術の発展の関係に対する理解の向上、また、その延長で相応しい居住形態を創生できるデザイナーの育成を目的としている。限られた枠に狭まれ、少なくても西洋と日本に対して、居住形態の発展に対する理解の基盤を学生に与えたい。
[授業計画・授業内容]
住居・住宅が風土、伝統、社会構造やそれにおける身分によってどのように異なり、または共通するのかを紹介し、様々な住居形態の特質、相互関係とその意味を考える。他の建物タイプとの関係、文化の混合、都市化、現代化に関連した住居形態の変容などにも注目し、住宅の保全と再生の歴史・現状・可能性、及び住宅の発展方向についても考慮する。
  1. 「原始住居」の色々
  2. 小屋から宮殿へ
  3. 古代メソポタミアとペルシャにおける宮殿と住宅
  4. 古代エジプトにおける宮殿と住宅
  5. 古代ギリシャの住宅建築
  6. 古代ローマの住宅建築
  7. 中世ヨーロッパの修道院−集合住宅の一種
  8. 中世〜近世におけるヨーロッパの住宅−ピアノ・ノービレ、カメラとサーラ
  9. 中世イギリスにおけるホールを中心とした邸宅
  10. 近世におけるイギリスの邸宅の発展
  11. 暗黒時代から19世紀におけるイギリスの庶民住居の発展過程
  12. 中世以降のヨーロッパの都市における高密度の住居形態
  13. 中世か〜近世の日本における権力者の大邸宅:将軍邸宅
  14. 日本における庶民の都市住宅−町家
  15. 住居の現状と将来
[キーワード]
住宅・住居史、居住形態、社会身分制、住居類型、住居と社会、住宅の保全と再生
[教科書・参考書]
Schoenauer, Norbert "6000 Years of Housing (revised & expanded edition)", Norton, 2000 (参考書)
[評価方法・基準]
成績評価は各回の課題に関するレポート・討議(100%)により行い、60%以上を合格とする。
[関連科目]
建築・都市史
[履修要件]
建築史研究室の大学院生にとって必修
[備考]
関連URL  
備考 [40100101]からコピー。

, Last modified: Wednesday, 23-Mar-2016 23:00:48 JST, syll Ver 2.80(2016-02-13) by Yas