シラバス | - [授業の方法]
- 講義
- [受入人数]
- 20名
- [受講対象]
- 自学部他学科生 履修可
- [授業概要]
- 鋼構造建築骨組の構造設計に用いる規基準のもとになっている座屈の基礎理論、及び鋼構造建築骨組の限界状態設計法について現行法令による設計法と比較しながら講義する。なお、当科目は「建築士試験の大学院における実務系経験の確認(構造)」に必要な「関連科目・演習等」に該当する。
- [目的・目標]
- 鋼構造建築骨組の構造設計に用いる規基準のもとになっている座屈の基礎理論、及び鋼構造建築骨組の限界状態設計法について現行法令による設計法との違いを理解しながら学習する。
- [授業計画・授業内容]
-
- 座屈(1)
つりあい状態の安定性について、簡単な系を例に学ぶ。
- 座屈(2)
Beam-Columnの解法を学ぶ。
- 座屈(3)
長柱のEuler座屈問題を学ぶ。
- 座屈(4)
様々な支持条件下での長柱の座屈問題を学ぶ。
- 座屈(5)
平板の曲げの取扱い方を学ぶ。
- 座屈(6)
面内圧縮応力を伴う平板の曲げの取扱い方を学ぶ。
- 座屈(7)
平板の座屈現象、及び部材の幅厚比制限について学ぶ。
- 座屈(8)
簡単なねじれ問題、及び鋼部材の横座屈耐力評価法について学ぶ。
- 鋼構造建築骨組の限界状態設計法(1)
海外で標準的な設計法であるLRFD(荷重・耐力係数設計法)の概要をを学ぶ。
- 鋼構造建築骨組の限界状態設計法(2)
板要素の幅厚比と構造区分の関係、及び合成梁の設計について学ぶ。
- 鋼構造建築骨組の限界状態設計法(3)
柱、及び筋かい材の設計について学ぶ。
- 鋼構造建築骨組の限界状態設計法(4)
柱梁接合部の型式、及び梁仕口部の設計について学ぶ。
- 鋼構造建築骨組の限界状態設計法(5)
梁継手の設計について学ぶ。
- 鋼構造建築骨組の限界状態設計法(6)
信頼性指標の設定について学ぶ。
- 鋼構造建築骨組の限界状態設計法(7)
講義後半のレポート課題の講評と講義全体の総括を行う。
- [キーワード]
- 鋼構造, 座屈, 限界状態設計, 接合部
- [教科書・参考書]
- わかりやすい鉄骨の構造設計 第3版(参考書),
有限要素法の基礎と応用シリーズ11 座屈問題解析(参考書),
Theory of Elastic Stability(参考書),
鋼構造の性能と設計(参考書),
鋼構造限界状態設計指針・同解説(参考書),
鋼構造限界状態設計 設計例 SI単位版(参考書),
建築物の構造関係技術基準解説書(参考書)
- [評価方法・基準]
- 毎回のレポート課題(100%)の内容によって評価する。
- [関連科目]
- 構造設計III(学部, 鋼構造), 建築構造デザインII(学部, 鋼構造)
- [履修要件]
- 構造設計III(学部, 鋼構造)と建築構造デザインII(学部, 鋼構造)(または、それに相当する講義)を履修済みであること。
- [備考]
-
|