開設年度 | 2016 年度 |
科目コード | T254003 |
授業コード | T25400301 |
授業科目名 | 材料強度学 |
同上英語名 | Strength and Fracture of Materials |
単位数 | 2.0 単位 |
開講学科 | 工学研究科人工システム科学専攻(機械系コース) (T271) |
開放区分 | |
担当教員 | 胡 寧, 渡辺 知規 |
開講時限・ 講義室等 | 自然科学系総合研究棟2 7F共用セミナー (H28年度開講せず Not offered in AY2016) |
科目区分 (詳細表) |
- 2016年入学生:
- 選択科目S30(T251:工学研究科建築学コース(後期), T252:工学研究科都市環境システムコース(後期), T261:工学研究科デザイン科学コース(後期), T271:工学研究科機械系コース(後期), T272:工学研究科電気電子系コース(後期), T273:工学研究科メディカルシステムコース(後期), T281:工学研究科共生応用化学コース(後期))
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シラバス | - [授業の方法]
- 講義・演習
- [受入人数]
- 10人
- [受講対象]
- 自学部他学科生 履修可,他学部生 履修可,科目等履修生 履修可
- [授業概要]
- 材料力学I,IIにおいて学んだ基礎知識を踏まえて,固体力学における基本概念を紹介するうちに,破損条件諸説と塑性の降伏条件,転位の基本概念などを含む塑性変形および破壊における微視的機構,線形と非線形破壊力学,疲労破壊,金属のクリープ,複合材料の強度理論に関することを学ぶ.
- [目的・目標]
- 材料学と固体力学における二つの視点から,金属材料と先進複合材料などにおける破壊現象と破壊評価の手法を理解する.まず,古典的な“応力•ひずみ”情報に基づく強度説と“現象論”からなる古典的塑性理論を学ぶことにより,材料と構造物の設計などへの応用を理解する.次は,材料学と固体力学の視点からなる材料強度を低下させる二つの因子,すなわち,転位論およびGriffithの破壊モデルを紹介するうちに,塑性変形および破壊における微視的機構とメカニズムの理解を深める.また,寸法効果を含む線形および非線形破壊力学の知識を理解する.さらに,金属材料における疲労およびクリープ現象と基礎知識を理解する.最後に,繊維強化材を用いる先進複合材料の強度理論について理解する.
- [授業計画・授業内容]
- まず,古典的な“応力•ひずみ”情報に基づく強度諸説と“現象論”からなる古典的塑性理論を紹介する.次は,材料学と固体力学の視点からなる材料強度を低下させる二つの因子,すなわち,転位論およびGriffithの破壊モデルを紹介するうちに,塑性変形および破壊における微視的機構とメカニズムを説明する.また,応力拡大係数,エネルギー解放率、J積分などを含む線形および非線形破壊力学の知識を紹介する.さらに,金属材料における疲労およびクリープ現象と基礎知識を紹介し,特に,Manson-Coffin則とParis則などを含む疲労とクリープ現象における知識を講義する.最後に,繊維強化材を用いる先進複合材料の強度理論について説明する.
- 固体力学基礎:応力−ひずみ
- 応力またはひずみ情報に基づく破損条件諸説と塑性の降伏条件(1)
- 応力またはひずみ情報に基づく破損条件諸説と塑性の降伏条件(2)
- 塑性変形および破壊における微視的機構(1)
- 塑性変形および破壊における微視的機構(2)
- 破壊力学(1)
- 破壊力学(2)
- 破壊力学(3)
- 疲労破壊(1)
- 疲労破壊(2)
- 金属のクリープ(1)
- 金属のクリープ(2)
- 複合材料の強度理論(1)
- 複合材料の強度理論(2)
- 複合材料の強度理論(3)
- [キーワード]
- 破損条件諸説と塑性の降伏条件,塑性変形と破壊における微視的機構,線形と非線形破壊力学,疲労,クリ−プ,複合材料の強度理論
- [教科書・参考書]
- 講義資料をインターネットからダウンロードおよび一部の資料プリントを配付する.
- [評価方法・基準]
- 宿題40%,最終レポート60%,二つ評価の総合成績が60点以上を合格とする.
- [関連科目]
- 材料力学I,II,弾性力学,塑性力学および連続体力学.
- [履修要件]
- 材料力学I,IIを履修していること.
- [備考]
- 材料力学I,IIを合格していることが望ましい.
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関連URL |
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備考 | 平成28年度開講せず Not offered in AY2016 |