開設年度 | 2016 年度 |
科目コード | T256016 |
授業コード | T25601601 |
授業科目名 | 医用機器設計論 |
同上英語名 | Design of Medical Devices |
単位数 | 2.0 単位 |
開講学科 | 工学研究科人工システム科学専攻(メディカルシステムコース) (T273) |
開放区分 | |
担当教員 | 川平 洋 |
開講時限・ 講義室等 | 前期月曜2限 工 17号棟 113教室 |
科目区分 (詳細表) |
- 2016年入学生:
- 選択科目S30(T251:工学研究科建築学コース(後期), T252:工学研究科都市環境システムコース(後期), T261:工学研究科デザイン科学コース(後期), T271:工学研究科機械系コース(後期), T272:工学研究科電気電子系コース(後期), T273:工学研究科メディカルシステムコース(後期), T281:工学研究科共生応用化学コース(後期))
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シラバス | - [授業の方法]
- 講義
- [受入人数]
- 30
- [受講対象]
- 自学部他学科生 履修可,他学部生 履修可,科目等履修生 履修可
- [授業概要]
- 1970年代に研究が始まった画像診断機器は、それまでの医用機器の概念を大きく塗り替えた。以来、センサーとCPUの著しい発展と歩調を合わせ、画像診断機器を中心とする医用機器は大きな発展を遂げてきた。画像診断機器なくして、現代の高度な医療技術は成立しないとまで言われるほどである。
授業では医用機器の設計に必要な知識と残された課題について講義する。人間の五感を遥かに超えたツールとしての医用機器が目的とするところや、開発に際して注意すべき医用機器特有の制約などについて説明する。
- [目的・目標]
- 医用機器はハードとソフトとの高度な融合から生まれる。最初に、医用機器を設計する上で考慮する必要のある事項、特に体内から各種情報を取得するために必要な基礎的事項について学ぶ。次に、得られた情報から診断・治療に必要な情報を引き出すための方法論について学ぶ。最後に、これらの情報を人間が理解し易くするための表現法に関して学ぶ。
- [授業計画・授業内容]
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- 医用機器に係わる法的諸問題(薬事)
- 生体の物理
- MRIで用いられるパルスシーケンスの理解と作成法
- MRI信号検出法の詳細と原著論文の読解演習
- MRIアンギオ
- 灌流画像、拡散画像、水脂肪分離画像撮影の原理
- Harmonic Imaging、超音波造影剤の基礎と応用
- 超音波RVS、ドプラー法の基礎と応用
- 超音波を用いた各種アプリケーションと論文読解演習
- 生体光計測の基礎と応用
- 光計測の論文読解演習
- Computer Aided Detection(CAD)、ROC解析の基礎
- 3次元画像表示法
- 放射線治療システムの原理と応用
- 分子イメージング(主としてPET)の基礎と応用
- [キーワード]
- 機能診断、X線CT、MRI、PET、光計測
- [教科書・参考書]
- (a)岡部哲夫他編「医用画像工学」(医歯薬出版)ISBN : 978-4-263-20548-8
(b)笠井俊文他著「診療画像機器学」(オーム社)ISBN : 4-274-20329-8
- [評価方法・基準]
- 期末テスト8、レポート・小テスト2の割合で評価する。特別の理由なしに6回以上欠席した学生は、期末テストを受験できない。
- [関連科目]
- 医用器械システム設計論
- [履修要件]
- 医用器械システム設計論を履修済みが好ましい。ただし、未履修であっても
講義の最初に概要を復習するので、受講には支障はない。
- [備考]
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関連URL |
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備考 | [T20601601]からコピー。 |